口腔外科専門医 はじめ歯科医院 中村橋練馬区 日本歯科大学新潟病院口腔外科臨床講師 日本口腔外科学会専門医

はじめ歯科医院

寝ても疲れが取れない原因は歯ぎしり?睡眠障害と歯を壊す「力」の関係

院長がWEBセミナー『はじめての睡眠時ブラキシズム 2026』を受講しました。

「朝起きると顎が疲れている」
「家族から寝ている時の歯ぎしりを指摘された」
「原因が分からない歯の痛みがある」

このような経験はありませんか?

もしかすると、寝ている間に無意識で行っている睡眠時ブラキシズム(歯ぎしり・食いしばり)が関係しているかもしれません。

睡眠時ブラキシズムとは?

睡眠時ブラキシズムとは、睡眠中に無意識で起こる、
・歯ぎしり
・食いしばり
・歯を強く接触させる動き
などの総称です。

大きな特徴は、
・睡眠中なので自分では気づきにくい
・無意識に強い力がかかる
・周囲の人から指摘されて初めて気づくことがある
という点です。

「自分は歯ぎしりしていない」と思っていても、実際には気づいていないケースもあります。

歯ぎしりとは?

歯ぎしりとは、上下の歯を強く接触させた状態で、左右などにこすり合わせる動きです。

睡眠中の歯ぎしりでは、自分で力を調整できないため、歯や顎に大きな負担がかかることがあります。
その結果、
・歯がすり減る
・詰め物や被せ物が壊れる
・歯にヒビが入る
・知覚過敏が起こる
などにつながる場合があります。

食いしばりとは?

食いしばりとは、上下の歯を強い力で噛み合わせ続ける状態です。
歯ぎしりのように音が出ないことも多いため、周囲にも気づかれにくい特徴があります。

しかし、長時間強い力が加わることで、
・顎の疲れ
・顎関節への負担
・肩こり
・頭痛
などにつながることがあります。

睡眠障害とは?歯ぎしりとの関係

睡眠障害とは、睡眠の量や質に問題が起こり、日常生活に影響が出る状態をいいます。
例えば、
・寝ても疲れが取れない
・日中眠い
・眠りが浅い
・夜中に何度も目が覚める
などがあります。

睡眠時ブラキシズムは、睡眠状態との関連があると考えられています。

日本人では睡眠に問題を感じている方も多く、睡眠の質を整えることは、お口だけでなく身体全体の健康にも関係します。

歯ぎしり・食いしばりを放置するとどうなる?

睡眠時ブラキシズムによって強い力が続くと、

歯への影響

・歯の破折(割れる)
・歯のすり減り
・知覚過敏
・詰め物・被せ物の破損

歯ぐきや骨への影響

・歯の揺れ
・歯肉退縮(歯ぐきが下がる)
・歯周組織への負担

顎への影響

・顎関節症
・口を開けにくい
・顎の痛み
につながる場合があります。

睡眠時ブラキシズムへの対応方法

大切なのは、睡眠中にかかる「力」をコントロールすることです。
原因や状態に合わせて、

① ストレス管理

精神的な緊張は、歯ぎしり・食いしばりと関係する場合があります。
リラックスできる環境作りも大切です。

② 睡眠習慣の改善

睡眠の質を保つため、
・就寝前のアルコールを控える
・カフェイン摂取時間に注意する
・寝る直前のスマートフォン・パソコン使用を控える
など生活習慣の見直しも重要です。

③ 睡眠障害への対応

睡眠の問題が背景にある場合は、その原因への対応が必要になることがあります。

④ マウスピースによる歯の保護

歯や顎への負担を軽減する目的で、睡眠時に使用するマウスピース(ナイトガード)を使用する場合があります。
マウスピースは歯ぎしり自体を完全になくすものではありませんが、歯へのダメージを防ぐ役割があります。

はじめ歯科医院 中村橋の取り組み

歯科治療では、むし歯や歯周病だけでなく、歯にかかる「力」の問題を見ることも重要です。
どれだけ丁寧に治療した歯でも、強い歯ぎしりや食いしばりが続くと、負担がかかる可能性があります。

はじめ歯科医院 中村橋では、
・歯の状態
・噛み合わせ
・顎関節
・生活習慣
などを含め、お口全体の健康維持を考えた診療を大切にしています。

今回のWEBセミナーで得た知識も、今後の診療に活かしてまいります。

FAQ

Q. 歯ぎしりは自分で気づけますか?

A. 睡眠中に起こることが多いため、ご自身では気づかない場合があります。家族から音を指摘されたり、朝起きた時の顎の疲れなどで気づくことがあります。

Q. 食いしばりと歯ぎしりは違いますか?

A. 違います。歯ぎしりは歯をこすり合わせる動き、食いしばりは強く噛み続ける状態です。どちらも歯や顎に負担をかけることがあります。

Q. 歯ぎしりで歯が割れることはありますか?

A. 強い力が繰り返しかかることで、歯にヒビが入ったり、破折につながる場合があります。

Q. マウスピースを使えば歯ぎしりは治りますか?

A. マウスピースは歯ぎしりを完全になくすものではありません。歯や顎への負担を軽減する目的で使用します。

Q. 睡眠と歯ぎしりは関係がありますか?

A. 睡眠時ブラキシズムは睡眠状態と関連すると考えられています。睡眠の質や生活習慣を見直すことも大切です。

まとめ|歯ぎしり・食いしばりは「歯からのサイン」かもしれません

睡眠時ブラキシズム(睡眠中の歯ぎしり・食いしばり)は、ご自身では気づきにくい症状です。

しかし、気づかない間に強い力が歯や顎に加わることで、
・歯のすり減り
・歯の破折(割れる)
・知覚過敏
・詰め物や被せ物の破損
・顎関節への負担
などにつながることがあります。

また、歯ぎしりや食いしばりは、単にお口だけの問題ではなく、睡眠の質や生活習慣など身体全体の状態と関係している場合もあります。
大切なのは、症状だけを見るのではなく、
・なぜ強い力がかかっているのか
・歯や顎にどの程度負担が出ているのか
・どのように歯を守っていくのか
を考えることです。

はじめ歯科医院 中村橋では、むし歯や歯周病の治療だけでなく、噛み合わせや睡眠時の歯への負担にも目を向け、患者さんのお口の健康を長く維持できるよう努めています。

「朝起きると顎が疲れている」
「歯ぎしりを指摘された」
「治療した歯が何度も壊れる」

このようなお悩みがある方は、一度ご相談ください。

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