口腔外科専門医 はじめ歯科医院 中村橋練馬区 日本歯科大学新潟病院口腔外科臨床講師 日本口腔外科学会専門医

はじめ歯科医院

歯に異常がないのに口がつらい?「口腔異常感症」と全身の健康の関係

このたび、第70回(公社)日本口腔外科学会総会・学術大会のミニレクチャー
『口腔異常感症の治療法 ― 改善症例から考える全身疾患とのかかわり』 を、オンデマンドで聴講しました。

口腔異常感症とは、口の中に「ヒリヒリする」「乾く」「ザラザラする」「味が変に感じる」などの不快な症状があるにもかかわらず、歯や歯ぐき、粘膜を詳しく調べても症状に見合う明確な異常が見つからない状態を指します。
「歯は問題ないと言われたけれど、違和感が続く」「原因が分からず不安」と感じている方にとって、決して珍しいお悩みではありません。

今回のミニレクチャーでは、こうした口腔異常感症が、お口の問題だけでなく全身の状態や生活習慣と深く関係している可能性について、改善症例を交えながら解説されていました。

歯に異常がないのに口がつらい?「口腔異常感症」と全身の健康の関係

口の中がヒリヒリ・ザラザラする…それ、歯だけの問題ではないかもしれません

「口の中がヒリヒリする」
「乾いた感じが続く」
「ザラザラして気になる」「味が分かりにくい」

こうした症状があるのに、歯や歯ぐきを診てもはっきりした異常が見つからない
実は、このような状態をまとめて「口腔異常感症」と呼ぶことがあります。

今回、院長は日本口腔外科学会のミニレクチャー
『口腔異常感症の治療法 〜改善症例から考える全身疾患とのかかわり〜』
を聴講し、改めて「お口の違和感」と「全身の健康」の深い関係について学びました。

口腔異常感症とは?

口腔異常感症とは、
口の中に不快な症状があるにもかかわらず、見た目や検査で明らかな異常が見つからない状態を指します。

代表的な症状には、次のようなものがあります。
・口の中がヒリヒリ・ピリピリする
・口が乾きやすい
・ザラザラする感じが続く
・口臭が気になる
・味が分かりにくい、変に感じる

「気のせいなのかな…」
「どこに相談すればいいのか分からない」
と悩まれる方も少なくありません。

口腔異常感症とは?

実は、全身の状態が関係していることがあります

セミナーでは、口腔異常感症の背景として、全身の病気や生活習慣が影響している可能性が多く紹介されていました。

たとえば、
・飲酒量が多い(飲酒後の口の渇き)
・喫煙(口の乾燥が起こりやすくなる)
・高血圧や糖尿病などの持病
・更年期以降の女性ホルモンバランスの変化
・高齢の方で、複数の薬を服用している場合
・甲状腺の病気
・透析治療中の方

などでは、唾液の量や質が変化し、口の中に違和感が出やすくなることが分かっています。

特に、薬の副作用として「口が乾く」症状が出るケースは多く、
高齢の方が使うお薬の半数以上に、口腔乾燥などの副作用があるとも報告されています。

「歯の問題がない=異常がない」ではありません

口の違和感は、
虫歯や歯周病だけが原因とは限りません。
・唾液の量が減っていないか
・服用中の薬が影響していないか
・全身の病気との関係はないか
・入れ歯や被せ物が合っているか
・栄養状態や生活習慣はどうか

こうした点を総合的に確認することが大切です。
必要に応じて、内科や皮膚科など他の医療機関と連携しながら考えていくこともあります。

FAQ(患者さん向け Q&A)

Q1. 口腔異常感症とはどのような状態ですか?
A. 口の中がヒリヒリする、乾く、ザラザラする、味が変に感じるなどの症状があるのに、歯や歯ぐき、粘膜に明確な異常が見つからない状態を指します。

Q2. 虫歯や歯周病がなくても起こるのですか?
A. はい。歯や歯ぐきに問題が見つからなくても、全身の状態や服用している薬、生活習慣などが影響して症状が出ることがあります。

Q3. どのような人に起こりやすいですか?
A. 高血圧や糖尿病などの持病がある方、複数の薬を服用している方、更年期以降の女性、喫煙や飲酒習慣のある方などでみられることがあります。

Q4. 口の中だけ治療すれば良くなりますか?
A. 症状の原因によっては、口腔内の対応だけでなく、全身の状態を確認したり、医科と連携して対応することが必要な場合もあります。

Q5. どのタイミングで歯科に相談すれば良いですか?
A. 口の違和感が続いている、原因が分からず不安がある場合は、「歯の病気でないかも」と思っても、まず歯科で相談することをおすすめします。

はじめ歯科医院 中村橋が大切にしていること

今回のセミナーを通じて、院長は改めて
「口の中の症状は、全身の健康のサインであることがある」
という点を再認識しました。

はじめ歯科医院 中村橋では、
・口の中だけを診るのではなく、全身状態や服薬状況も確認
・「異常がない」で終わらせず、症状の背景を一緒に考える
・必要に応じて医科と連携し、患者さんにとって最善の方向を探す

この姿勢を大切にしています。

こんな症状があれば、ぜひご相談ください

・原因が分からない口のヒリヒリ感
・乾きやすさが長く続いている
・味の感じ方がおかしい
・歯は問題ないと言われたが違和感が消えない

「歯の病気じゃないから…」と我慢せず、
お口の違和感も立派な相談理由です。

気になる症状があれば、どうぞお気軽にご相談ください。

こんな症状があれば、ぜひご相談ください

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