第37回日本顎関節学会から学ぶブラキシズムの最新対策
2024年7月14日(日)第37回日本顎関節学会総会・学術大会がメインテーマ「繋ぐ~世代・専門分野を越えて」と題して、徳島市で開催され参加してきました。
そのなかで、臨床医の会シンポジウム「開業医が行うブラキシズムへの対応」を興味深く聴講してきました。
ブラキシズムとは、歯ぎしり、食いしばり、のことで、歯の破折やすり減り、詰め物の脱離や破損、歯周病の悪化、顎関節症などを引き起こします。ブラキシズム時の最大力は咀嚼時の力を越えるといわれています。
ブラキシズムによる上記の症状を予防するには力のコントロールが必須です。
本シンポジウムでは、力のコントロールのために
1)セルフケア
2)アプライアンス療法(マウスピースを用いる)
3)ボツリヌス療法
について学ぶことができました。
これらの方法によって、ブラキシズムによる力をコントロールし、患者の苦痛を減少させることが可能です。
今回学んだ知識をもとに、当院ではブラキシズムの治療方法をさらに充実させることができるようになりました。患者さんの歯の健康を守るために、これからも最新の治療法と情報の提供に努めて参ります。
練馬区
はじめ歯科医院 中村橋