睡眠を変える!時間栄養学と腸内細菌の驚きの関係
日本睡眠学会第48回定期学術集会のオンデマンド配信を視聴しました。
興味あるセミナーとして、睡眠と時間栄養学、睡眠と腸内細菌に関する講演がありました。
時間栄養学は栄養摂取のタイミングを考えるもので、睡眠障害や生活習慣病の予防や改善につながります。
ヒトの体内時計では1日のサイクルは24時間+15~20分といわれ、24時間にサイクルに修正すること必要です。
そのためには朝食でタンパク質、炭水化物をしっかり摂ることが重要とのことです。
良質な睡眠のためには血糖のコントロールも重要で、朝食の食物繊維摂取や、夕食後の血糖値上昇を抑えるために昼食や間食などのセカンドミール摂取が推奨されていました。
また睡眠と腸内細菌との関係では、腸内細菌叢が中枢神経系にも関与し、腸内細菌叢の変化がストレス耐性を低下させ睡眠の質を低下させるばかりでなく、様々な神経系疾患に関わる可能性があるとのことです。
歯科では歯や歯周組織の細菌感染性疾患に抗菌薬を用いることが多いことから、適切な投与量と投与期間で無用な処方を避けることが重要と考えています。
練馬区
はじめ歯科医院 中村橋