口腔扁平苔癬の癌化は0.4~5%
第67回(公社)日本口腔外科学会総会・学術大会が開催され、
「口腔外科スキルアップのためのミニレクチャー」『難治性口腔扁平苔癬の治療戦略ー鑑別診断・病態評価・治療ー』オンデンマンド配信下で聴講しました。
口腔扁平苔癬は頬粘膜に好発し、口腔潜在的悪性疾患に含まれ癌の発生リスクを有する臨床的状態です。
◇ 一般的に口腔扁平苔癬の癌化は0.4~5%といわれています。
原因ははっきりとしておらず、自己免疫疾患、アレルギーなどが考えられています。
また癌化のリスク要因として、タバコが2.95倍、アルコールが3.52倍、HCV感染が5.95倍といわれています。
なお口腔扁平苔癬ではHCV陽性率が高く、C型肝炎との関連性が考えられています。
口内炎症状が2週間改善しない場合は、口腔外科の受診を強くお勧めします。
練馬区
はじめ歯科医院 中村橋