医療者側が患者の決定権を無視しない

第217回日本口腔外科学会関東支部学術集会に併せて開催された第152回歯科臨床医リフレッシュセミナーを受講しました。

このリフレッシュセミナーは、口腔外科専門医資格の維持のために必要な日本歯科専門医機構「共通研修」に認定されています。

タイトルは『患者と医療者が良い関係で結ばれるために』と題し、患者（およびその家族）と医療者の間でしばしば誤解やすれ違いを防ぐため、医療者側が注意を払うべきことを学ぶことができました。
医療者は、医学知識が豊富で医療技術で患者に比し圧倒的に優位にあります。治療の決定権は患者側が持っているにもかかわらず、医療者側が患者の決定権を慮ることができず、場合によっては無視することもあり、医師側のエリート意識や無意識の差別意識を無くすことに尽力することが重要、とのことでした。
決定的な医療知識の差を鑑み、十分な説明と同意、そして誤解を解く努力を積み重ねることが必要と自覚しました。



練馬区
はじめ歯科医院　中村橋