交叉咬合と鋏状咬合の治し方
『交叉咬合と鋏状咬合の治し方』をWEB聴講しました。
正常な咬み合わせは、上顎の歯が下顎の歯を覆うようになっていますが、これが逆転した状態を交叉咬合といいます。またの上の奥歯が外側に、下の奥歯が内側に傾くことで、上下の奥歯がすれ違ってかみ合わない状態を鋏状咬合といいます。
双方とも異常な咬み合わせで、交叉咬合は成長期には顎関節を含む顎の正常な成長発育が妨げられ顎顔面が左右非対称になることもあります。自然治癒する可能性は非常に低く早期に治療することが望ましい、とのことでした。また成長発育後も関節雑音、運動時痛などの顎関節症状が9割以上認められるとのことでした。
交叉咬合、鋏状咬合ともに、咀嚼能率が低下するだけでなく、咬み合わせ時に歯に異常な力が加わり、歯を支えている骨が吸収し歯周病が進行することもあり、積極的治療が望ましいことがあります。
練馬区
はじめ歯科医院 中村橋