口腔外科専門医 はじめ歯科医院 中村橋練馬区 日本歯科大学新潟病院口腔外科臨床講師 日本口腔外科学会専門医

はじめ歯科医院

歯の土台って何?金属とファイバーの違いを分かりやすく解説

「歯の土台を作りますね」と言われたことはありませんか?
むし歯が大きく進行した場合、治療後に被せ物(被せる歯)を入れる前に、土台を作ることがあります。

今回は、院長が受講したセミナー内容をもとに、
歯の土台(支台築造)とは何か、なぜ必要なのかを患者さん向けに分かりやすく解説します。

歯の土台(支台築造)とは?

むし歯が進行すると、歯の大部分が失われてしまうことがあります。
そのままでは被せ物(クラウン)をしっかり装着することができません。

そのため、歯の中に「土台」を作り、
被せ物を支えるための“足場”を整える治療を行います。

これを「支台築造(しだいちくぞう)」といいます。

どんなときに土台が必要になるの?

以下のような場合に行うことが多い治療です。
・むし歯で歯が大きく欠けている
・神経を取った歯(根管治療後)
・被せ物を支えるだけの歯が残っていない

つまり、
歯の形が大きく失われている場合に必要になる治療です。

昔は金属、今はファイバーが主流に

以前は、歯の土台には金属が使われることが一般的でした。
しかし現在は、ファイバー(繊維強化素材)を使った土台が主流になっています。

では、何が違うのでしょうか?

金属とファイバーの違い

①歯が割れてしまったときのリスク

強い力がかかった場合、歯の根が割れてしまうことがあります。
・金属の場合:再治療が難しいケース 約32%
・ファイバーの場合:約5%

ファイバーは歯に近いしなやかさを持つため、
歯への負担が少なく、再治療できる可能性が高いとされています。

②見た目(審美性)

金属は時間の経過とともに、歯ぐきに黒ずみが出ることがあります。
一方ファイバーは、
・金属イオンの影響がない
・変色しにくい

ため、見た目の面でもメリットがあります。

③治療方法の違い

ファイバーは歯に直接接着することができるため、
・型取りが不要な場合がある
・治療時間が短縮できることがある

という特徴があります。

土台を作らない場合もあるの?

歯が十分に残っている場合は、
必ずしも土台が必要になるわけではありません。

ただし、
・歯が弱くなっている
・被せ物が外れやすい状態

などの場合は、土台を作ることで
長持ちしやすい状態に整えることが重要になります。

費用・保険について

歯の土台(支台築造)は、保険診療と自費診療の両方があります。

■ 保険診療の場合

・金属の土台(メタルコア)
・一部条件でファイバーも使用されることがあります

費用は保険適用となるため、比較的負担を抑えて治療が可能です。

■ 自費診療の場合

・ファイバーコア(繊維素材の土台)

特徴として
・歯への負担が少ない
・見た目が自然
・将来的な歯の破折リスクを抑えやすい

などがあり、
歯を長く残したい方に選ばれることが多い治療方法です。
※適応や費用は歯の状態によって異なりますので、詳しくはご相談ください。

よくあるご質問(FAQ)

Q. 歯の土台は必ず必要ですか?
A. 必ずしも必要ではありません。歯が十分に残っている場合は土台を作らずに被せ物を装着できることもあります。ただし、歯が大きく欠けている場合は必要になります。

Q. 金属とファイバーはどちらが良いですか?
A. それぞれ特徴がありますが、現在は歯に近い性質を持つファイバーが選ばれることが増えています。歯への負担を抑えたい方にはファイバーが適している場合があります。

Q. 神経を取った歯はなぜ土台が必要になるのですか?
A. 神経を取った歯はもろくなりやすく、そのままでは被せ物が安定しないことがあります。そのため土台を作り、しっかり支える必要があります。

Q. 土台を入れると歯は長持ちしますか?
A. 適切な土台を作ることで、被せ物が安定しやすくなり、結果として歯を長持ちさせることにつながります。

Q. 治療は痛いですか?
A. 多くの場合、すでに神経の治療後に行うため強い痛みは出にくいですが、不安な方には配慮しながら治療を行いますのでご安心ください。

はじめ歯科医院 中村橋の考え方

はじめ歯科医院 中村橋では、
歯をできるだけ長く残すことを大切にしています。

院長は今回、
「脱離(外れること)や破折(割れること)を防ぐ」ための支台築造について学び、
より再発しにくい治療について知見を深めました。

歯の状態は患者さん一人ひとり異なるため、
その歯にとって最適な方法を選択することが大切です。

まとめ

歯の土台(支台築造)は、
被せ物を長く安定させるための重要な治療です。

特に現在は、歯への負担を抑えたファイバー素材が主流となり、
より歯を守る治療へと変化しています。

「土台が必要と言われたけどよく分からない」
「被せ物が取れやすい」

といったお悩みがある方は、ぜひ一度ご相談ください。

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