3Dで見える安心感!CBCTがもたらす精密な歯科診断
『WEBエンド座談会 一緒に考えるCBCT診断』を受講しました。
当院では、歯科用CBCT(コーンビームCT)を導入しており、3次元画像でお口の中を詳細に確認することが可能です。従来のレントゲン写真では確認しにくかった病変も、立体的にとらえることができるため、診断の精度が格段に向上します。
例えば、通常のレントゲンでは根の先の病変(根尖病変)の発見率は約27%と言われていますが、CBCTを用いた場合は約89%とされています。
一方で、レントゲンでもCBCTでも異常所見がない場合、それが正確である確率(特異度)は99~100%と非常に高く、安心して経過観察ができる材料となります。
CBCTは、病変の発見率が高く、治療の方針決定にも大きく役立つ、非常に有用な検査法です。
ただし、一般的なレントゲンよりも被ばく量が多いため、撮影の際は必要性を十分に検討した上で慎重に使用しています。
患者さんにとってより安全かつ確実な診断と治療を提供するため、当院では治療に有益な機器と知識を活かして取り組んでおります。
※CBCT(コーンビームCT)とは
「Cone Beam Computed Tomography」の略で、歯科用に特化した3DのCT画像を撮影する装置です。従来のレントゲンでは平面でしか確認できなかった歯や骨の構造を、立体的に把握することができるため、精密な診断や治療計画に役立ちます。
練馬区 口腔外科専門医
はじめ歯科医院 中村橋