第65回(公社)日本口腔外科学会総会・学術大会 参加
2020年11月13日(金)~15日(日)、第65回(公社)日本口腔外科学会総会・学術大会が on line LIVE 開催されました。
多数のシンポジウムが開催されましたが、骨粗鬆症治療に使用される骨吸収抑制薬の副作用である顎骨壊死、脳梗塞や心筋梗塞などの重篤な疾患を予防するために服用されている抗血栓薬服用患者の歯科治療、について聴講しました。
骨粗鬆症による骨折では、初回骨折と同時に治療を開始しないとドミノ骨折を防ぐことができず、効果の高い骨吸収抑制剤が使用されています。
ただし骨抑制吸収薬の副作用として、歯科領域での外科処置による顎骨壊死が注目されていますが、未だに顎骨壊死発現率を低下させる方法や管理法について、確立していないのが現状です。
本シンポジウムでは、骨粗鬆症の安全で効果的な治療法、顎骨壊死が発現した場合の効果的な治療法についての講演がありました。
抗血栓薬服用患者抜歯時の注意点と出血時の対応では、服用薬剤の特性を把握し抜歯のタイミング、抜歯後の使用薬剤の選択、処置時の適切な対応に注意を払うことが重要であることを再認識しました。