知覚過敏にさようなら!最新材料『フォースデンチン』を導入
この度、初めて国内開発され商品化された知覚過敏抑制材料『フォースデンチン』について学ぶ機会がありました。
知覚過敏は以下の原因等で、象牙質が露出することにより痛みを感じるものです。
①酸の摂取や胃酸の逆流などにより歯の表面が溶かされる
②咀嚼を繰り返すことで歯の表面が摩耗する
③強い食いしばりや歯ぎしりで歯の表面が病的に削れる
④歯に強い外力が加わることによるひびや欠け
⑤歯周病、過度な清掃、食いしばりによる歯肉退縮
以上の原因で象牙質が露出し、象牙細管という歯の神経(歯髄)と繋がっている管をとおして、歯髄に刺激が加わり痛みが生じます。
『フォースデンチン』は象牙細管を、エナメル質成分と同じリン酸カルシウムで閉鎖するとともに、今迄の知覚過敏抑制材料に比較して効果が持続します。
当院は『フォースデンチン』を採用しており、他の知覚過敏の治療法を含め多岐にわたる選択が可能です。
注釈
象牙質:歯の内側にある層で、外層のエナメル質の下にあります。
象牙細管:象牙質内にある細かい管で、歯の神経と繋がっています。
リン酸カルシウム:骨やエナメル質の主成分であり、歯の保護に役立ちます。
歯髄:歯の中心部にある神経や血管のことです。
練馬区
はじめ歯科医院 中村橋