口腔外科専門医 はじめ歯科医院 中村橋練馬区 日本歯科大学新潟病院口腔外科臨床講師 日本口腔外科学会専門医

歯科医師の目から見た「治るうつ病」のサイン

『 非専門医が治るうつ病を見落とさないコツ 』をオンラインで受講しました。

歯科医師の目から見た「治るうつ病」のサイン

うつの症状の中には、「口が渇く」と感じて歯科を訪れ受診することがあります。
そのため、私たち歯科医師としては、以下の状態を的確に確認し鑑別することが大切です。

1)軽い意識のもうろうとした状態(軽度意識障害)
2)軽度の記憶や判断に問題がある状態(軽度認知症)
3)うつ状態

さらに、認知機能や気分に影響をあたえる薬剤や身体の病気が影響している可能性もあるため、診察時にこれらの確認も重要です。

もし、患者さんにうつの兆候が見られた場合、心の専門医への紹介はもちろん、私たち歯科医師として以下の点に注意を払う必要があります。

1.記憶や意識(認知症や意識障害)に問題がないか、もしくはそれに伴う他の症状はないか
2.身体の病気や薬が原因でうつのような症状を起こしていないか
3.過去に極端に興奮する状態(躁状態)があったか
4.環境や性格の問題があまり見られないうつ状態、いわゆる狭義のうつ病の症状が見られるか

私たち歯科医師は、患者さんの口腔の健康を守るだけでなく、全身の健康にも目を配る役割があります。
うつの症状は、時に予想外の形で現れることがあり、それが「口が渇く」という症状で歯科を受診することも。
私たちは、患者さんの心と体のサインをしっかりと受け取り、診断、治療が必要な場合は、ただちに専門医へと導くことが重要です。

私たちが学び、気をつけるべき点を心がけることで、患者さんの健康と幸せに貢献できることを信じています。

治るうつ病を見落とさないコツ

練馬区
はじめ歯科医院 中村橋

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