学術研究会「新型コロナウイルス感染症と口腔内の関係」に参加
2020年9月23日(水)、東京歯科保険医協会主催の第4回学術研究会「新型コロナウイルス感染症と口腔内の関係」をWEB開催され参加しました。
この度の講演で、新型コロナウイルス感染症による肺炎と、誤嚥および歯周ポケットからの血行性感染の関連が大きく、口腔内環境を整える重要性を再認識しました。
また新型コロナウイルス感染症重症化の一つの原因であるサイトカインストームは、口腔内環境が悪化することで発生しやすくなる、とのことでした。
また抗酸化食品の摂取でも新型コロナウイルス感染症の重症化を予防できる、とのことでした。
抗酸化食品とは、①緑葉野菜に含まれる化合物、ビタミンD、カテキン、②ビタミンA・C・E、亜鉛、銅、③くるみ、などで、咀嚼機能が低下していると摂取しずらくなります。
以上から、新型コロナウイルス感染症の重症化予防には、歯周病の予防と咀嚼機能の維持が重要で、定期的な歯科受診が効果的と考えられます。