口腔外科専門医 はじめ歯科医院 中村橋練馬区 日本歯科大学新潟病院口腔外科臨床講師 日本口腔外科学会専門医

女性の睡眠時無呼吸症候群のリスク

『男女の違いはある!?女性の睡眠時無呼吸症候群のリスクを徹底解説』をオンデマンド受講しました。
睡眠時無呼吸は閉塞性中枢性に分類され、そのほとんどは閉塞性で、5人に1人が罹患しているといわれています。
そのほとんどは男性中心の疾患と思われがちで、女性の有病者が見逃されがちです。
その理由として、疫学研究初期は女性が対象から外されたことや、女性の訴えが男性と異なることがあり患者本人や医療従事者がも逃すこと可能性がある、ということでした。
男性の症状としては①日中の眠気、②いびき、が多いものの、女性は①倦怠感、②朝の頭痛、③不眠症が多く精神疾患や疼痛障害と診断されることも少ない、ということでした。

妊娠中の閉塞性無呼吸症候群の有病率は15%といわれ妊娠周期がすすむにつれ上昇するものの、医療従事者、妊婦本人ともに妊娠中の睡眠不足、日中の眠気は通常の妊婦の症状と考えがちだからだそうです。

睡眠障害は下記の疾患リスクになり得ます。
①脳血管障害
②虚血性心疾患
③高血圧症
④2型糖尿病
が挙げられます。

更に妊娠中では下記の合併症リスクを2増加させる可能性があるとのことです。
①心筋症
②うっ血性心不全
③子宮摘出術
④妊娠高血圧症候群
⑤妊娠糖尿病
⑥帝王切開
⑦肺水腫
⑧入院期間の延長と集中治療室への入院可能性の増加

また閉経後は大幅に閉塞性無呼吸症候群の有病率が大幅に増加し、20~44歳は0.6%、45~64歳は2%、61歳~100歳では7%に増加するとのことでした。

女性の睡眠時無呼吸症候群のリスク

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はじめ歯科医院 中村橋

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