「卒後に学ぶブラキシズム」-治療予後向上のための理論と実践-
2018年7月22日(日)、東京医科歯科大学歯科同窓会学術部主催の「卒後に学ぶブラキシズム」-治療予後向上のための理論と実践-と題した講演と実習に参加してきました。
ブラキシズムとは歯軋りや噛み締めなどの非生理的なもので、歯や歯周組織、顎関節およびその周囲の筋肉・靭帯に悪影響を及ぼします。
ブラキシズムの原因は
①睡眠障害をもたらす睡眠時時無呼吸症候群、逆流性食道炎
②カフェイン、ニコチン、アルコールなどの嗜好品や一部の薬剤
③ストレス
④遺伝的要因、等があります。
治療は上記の原因への対応が基本ですが、睡眠時のブラキシズムは、無意識で発生するため歯や歯周組織、顎関節およびその周囲の筋肉・靭帯に悪影響を防ぐため、スプリント療法を用います。
スプリントにより歯および歯周組織および顎関節・顎関節周囲組織にかかるストレスを軽減することができます。