「知らないうちに蓄積する水銀の危険」アマルガム除去で健康を守る

2025年1月17日

虫歯治療

銀色の詰め物で知られる「アマルガム」は、かつて保険適用の歯科治療で広く使用されていました。
しかし、その主成分である水銀が健康に及ぼす影響が懸念されるようになり、現在では使用が禁止されています。
過去にアマルガムを使用した治療を受けた患者様の中には、「除去したほうが良いのでは？」と不安に感じている方もいらっしゃるのではないでしょうか。

アマルガム除去の重要性

アマルガムは、経年劣化によって微量の水銀蒸気を発生させる可能性があります。
この水銀蒸気は、口腔内で吸収されることで体内に蓄積し、健康への影響が懸念されます。
そのため、特に健康リスクが気になる方やアレルギーの症状がある方は、アマルガムの除去を検討することをおすすめします。

安全にアマルガムを除去するために

アマルガムの除去には、慎重な対応が必要です。削る際に水銀蒸気や粉塵が発生する可能性があるため、適切な設備と技術を備えた歯科医院で行うことが重要です。

1.ラバーダムの使用
特殊なゴム製のシート（ラバーダム）を使用して、アマルガムが詰められている歯以外を隔離し、水銀蒸気や粉塵が拡散しないようにします。

2.口腔外バキュームの活用
削る際に発生する粉塵や水銀蒸気を吸引する専用機器を使い、口腔内外への影響を防ぎます。

3.一塊で取り外す技術
アマルガムをできるだけ削らず、一塊で取り外すことで、発生する水銀蒸気の量を最小限に抑えます。

はじめ歯科医院　中村橋の取り組み

当院では、アマルガム除去において患者様の健康と安全を最優先に考え、徹底した衛生管理のもと治療を行っています。
ラバーダムや口腔外バキュームなど、最新の設備を使用して、患者様への負担を最小限に抑えた除去を実現しています。

また、除去後には患者様のご希望に応じて、身体に優しく、見た目にも美しいハイブリッドセラミックやセラミック、保険適用の白い歯（CAD/CAM冠）などの代替材料をご提案しています。